キャットフードの中身を探ろう

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キャットフードの原材料(ビートパルプ)

キャットフードの成分表を見ていると「ビートパルプ」という聞き慣れない原材料が使用されていることがあります。
ビートパルプとはどのようなもので、猫にとってどのような効果があるのでしょうか。

猫にとっては消化が悪いもの

砂糖の原材料はサトウキビとサトウダイコンが良く知られています。
いずれも砂糖を搾り取ったあとに、食物繊維などのカスが残ります。
ビートパルプは、サトウダイコンから砂糖を搾り取ったあとのカスです。
本来は牛などの飼料として使用されています。
問題は、ビートパルプを猫が消化できるかどうかです。
そもそも食物繊維は、人間のような雑食動物でも消化して栄養素として取り入れることはできません。
せいぜい、腸の掃除に役立ってくれる程度です。
食物繊維を消化することは、牛のように腸の長い草食動物でないと無理です。
そして、猫は完全肉食動物で腸が短く、食物繊維の消化は無理です。
つまり、ビートパルプを摂取しても全く栄養にならないということになります。
かえって、消化を悪くしているくらいです。

使用しているのは「量を増やすため」

では、なぜビートパルプがキャットフードに使用されているのかというと「量を増やすため」です。
最近では植物性の原料を使用していないグレインフリーのキャットフードが販売されていますが、例外なく高価です。
原材料のコストが高くついてしまうためです。
これに対して、ビートパルプは砂糖の搾りかす、悪く言えば「ゴミ」ですから、調達コストは高くありません。
キャットフードにビートパルプを混ぜれば原材料費を抑えられ、安価なキャットフードを作ることができるというわけです。
つまり、ビートパルプは猫のことではなく、人間の都合だけを考えて使用されている原材料だと言っていいでしょう。
もしあなたが猫のことを大事に思っているのでしたら、ビートパルプが使用されているような製品は買わないようにした方がいいかもしれませんね。

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